日向さんと知り合うの、私には早すぎたのかなぁ


日向さんは世界で活躍中のイラストレーター


私はただの大学生。それもまだ2ヶ月位


日向さんに私は似合わない


今日、日向さんの誘いに乗ったのは、私なりの考えがあった


日向さんが何事もなかったようにイタリアへ行けるように、私にはすることがある


そして、それは私の気持ちに嘘をつかなければならないという辛さと紙一重


「姫、イイ匂いがしてきたね。もう焼けたかな」


「あっ!本当だ」


お好み焼きが焼き上がり、私は上にソース、マヨネーズ、鰹節、青のりを振り掛けた