日向さんは、次に、おしぼりをテーブルに置き、シャツを捲った


男性にしては少し細いかもしれないけど、決して痩せ過ぎではなく、程よく付いた筋肉


手首から肘にかけての筋肉ライン


しがみつきたい…


って…私、腕フェチ?


私は手や腕を見て、ドキドキして、日向さんが私を見ていたのにも、全く気付かなかった


「姫?さっきから俺の手、見てるけど…何か付いてる?」


「え?ううん!そうじゃなくて…」


「何?毛深い?細い?キモイ?」


「キモイとか思ってないし…ただ…」


「ただ?」


日向さんが私をジッと見つめる