「あっ、お皿とかどうしたらいいの?」


私はサンドイッチを乗せてあったお皿を手に取った


「姫…」


日向さんが私の手を掴む


「日向さんは忙しいし、私、今から喫茶店行って、バイトでもしようかなぁ〜」


ムリして笑った


「美大…早く済ませるから…すぐに帰ってくるから…待ってる?」


私は首を左右に振った


「今日は…帰るね…」


「姫…」


私は掴まれた手をそっと放し、スイートルームを後にした