「気に…なる…」


「そっか…」


「教えてくれないの?」


私は運転中の日向さんを見た


「教えてあげないよ?」


「ケチ!別にいいし!」


強がってみたものの、内心はかなりのショックで倒れそう


ドライブも適当に走らせて時間ばかりが経過した


車がこの間、食事をしたホテルの駐車場に止まる


「食事、ココでいい?」


「うん。この前も凄く美味しかった」


ホントは花束を貰った嬉しさから、味わう暇なんてなかったけど


「じゃ、行こうか」