「え?日向さん、良く花束持ってるんでしょ?あの…花屋さんの女性…彼女じゃないの?」


「え?花屋のって…」


「チューリップの花束、私にくれた時、昴って親しそうだったから…」


私は日向さんの口から、その女性が彼女だと言われることを覚悟して聞いた


「あ〜アレ…姉貴…」


「姉貴?って、お姉さん?」


「そ!夢だった花屋をやってんの」


「そうなんだぁ〜」


私は体から一気に緊張がなくなった


「何、勘違いしてんの?」


「別に、勘違いしてるワケじゃないけど…」


良かった!彼女じゃないんだ


「俺に彼女がいるか…気になる?」