「ズルイ!日向さん!」


私は両方の頬を少しだけ膨らませた


「ズルくないよ?それとも姫は俺がプリンを頼む姿を見たかった?」


「そういうワケじゃないけど…」


日向さんがプリンって言うからプリンパフェにしたのになぁ〜


「で…俺のこと…知りたい?」


「う、うん…まぁ…」


「俺は本当は25歳、今はイラストの契約の為、イタリアに住んでる。イラストレーターとしての俺を知っているのは、マキと京子。そして──…姫だけ」


「イタリアに住んでるの?」


何となく嫌な予感がした…