館内が明るくなる


「姫?行くよ?」


「あ、うん」


私は日向さんに手を握られていたことで、頭が呆然としていた


「はい」


「え?」


「手…繋ご?」


「う、うん」


ウソ!また手を繋ぐの?


私はスカートで手のひらを拭いた


「何か食べようか」


「うん」


日向さんと繋いだ手が興奮と緊張により汗ばんでくる


「雨だから、この辺で済ませよう」


私は日向さんと近くのレストランに入る


「姫、好きなの頼みなよ」


「じゃあ〜シーフードスパゲッティ!」


「え!俺と同じ好みだ」