「ん…だって…周りの男ってさ〜皆…ホラ…したいって丸出しだったから…」


「プッ…確かにね!その姫の王子様は、そんな素振りも全く見せず、ケーキをおごってくれて〜気がつけば、胸がキュンってときめいちゃったのね」


「まぁ…そんな感じ」


「で、姫はどうすんの?」


私は結衣の言葉にキョトンとした表情を見せた


「どうすんのって?」


「だから〜王子様探し、するんでしょ?」


王子様探し?


「い、いやぁ〜そんなつもりは〜」


私は照れ隠しのつもりで髪を人差し指にクルクルと巻いた


「ハイ!そうと決まれば王子様探しに出掛けるよ!」