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私はバックを持って、桜駅に向かった


待ち合わせ時間まで少し早いけど、待たせるよりは待つ方がいい


駅までの道をゆっくり歩いていると、急に携帯が鳴る


♪♪♪


「もしもし?」


「あ、姫、今日何してる?」


「今日?今から…その…日向さんと…」


結衣には後で報告するつもりで話していなかった


「ええ!?日向さんって…まさかデート?じゃあ映画見るの?」


「違っ…日向さん…美大生なの…でね、資料忘れたから一緒にって…」


「え!?王子様、美大生?で?資料?何の?」


しばらく結衣の質問責め