「姫の結婚式にも描いてあげようか?」


「ホントですか?」


私は目をノートから日向さんに移した


「もちろん!姫にはオマケに、俺のイラスト付きの祝電カードもプレゼントするよ」


祝電カード…


じゃあ、私と結婚式っていうことは、日向さんの頭の中にはないってことかぁ〜


付き合ってもないし、当たり前だよね


「京子はバラの花が好きなんだ。だから今回、バラの依頼…」


「京子さんって綺麗でしたし、バラ、良く似合ってます」


「アハハ…アイツ喜ぶよ」


「羨ましいです…」