神谷さんが私の肩をポンッと叩き、私はダスターを手に日向さんの隣へ


ドキドキしながらソファーに座り、隅からテーブルを拭いていく


「ありがとうございました〜」


お客様が帰ったことを知らせてくれる神谷さん


「ありがとうございましたぁ〜」


日向さんを気にしつつ、少し小さな声を出す


誘うなんてムリだよぉ〜


私は必死でテーブルを拭いた


「姫…ダスター破れるよ?」


「へ?」


「力入れすぎって…それともそんなに汚れてる?」


「い、いえ…」


もう…私ったらサイアクだよ〜