カウンターに戻り、神谷さんにコーヒーを頼んだ


「姫野さん!彼…来たね」


「はい…でも、後で友達が来るそうです…彼女かもしれません」


「へぇ〜待ち合わせなのかな?初めてだよ?」


神谷さんは首を傾げながらコーヒーをトレーに置いた


「はい、行っておいで」


私はコーヒーを持って日向さんのテーブルに向かった


「お待たせ致しました」


緊張で震えながらコーヒーをテーブルに置く


ガチャ…


「す、すみません…」


「フッ…頑張ってね」


軽く息を吐きながら微笑む日向さん


私、笑われたのかな?