ニッコニコで日向さんを案内する


もちろんカウンターから見えるテーブル


「後で、友達来るから」


「ハ、ハイ…」


私はお水とおしぼりを渡し、カウンターに戻った


後で友達来る?


誰だろう…


いつも1人って神谷さん、言ってたのに


急に不安の波に襲われた


「すみません──…」


日向さんが私を見る


「はい」


私は日向さんのテーブルに注文を取りに行った


「バイト始めたの?似合うね。コーヒー1つ貰おうかな」


「はい!」


誰が来るのか気になり不安な気持ちが、日向さんと話したことで、あっという間に無くなった