「私……もしかして……

 自分が思っていた以上に祐樹のこと……」



華子は頬を桃色に染めながら、必死に伝えようとした。

祐樹はくちをあんぐりとさせ、胸に手を当てて

いつもよはやい鼓動を確認した。


「―――愛してる!!!!」


初めての告白の様だった。



後悔したくない。

この一生を。


自分をどんな時も支えてくれている人に愛を伝えたい。

その人に“俺はあいつに愛されていた”と感じて欲しい。