「ちょっと待ってな」
ばあちゃんも背筋が今よりいくらかぴしっとしていて、ラベンダー色の花柄のワンピースを着ている。
レジの後ろからばあちゃんが茶色い壷を出してきて床に置いた。上には白のガーゼが掛けられている。
「窓は閉めたね?ほら、みんな壷に寄っておいで」