「なっ何よ~!子供扱いしないでっ。もう私23歳になるんだからね」 『はいはい。してないって』 絶対してるっ。確信犯だ。 そう、記念日と私の誕生日は同じ日なの。 『じゃあまたな。迎えに行くからしっかり準備しとけよ』 「まかせて。じゃあねっ」 プツリと音がした後、変化のない機械音は鳴り続けて。 一抹の寂しさが通り過ぎる。 会いたい恋しさは一層募った。