ミツバチ達の中で、今回のスパオオの侵攻を危険視しているものが、二組おります。
山口の達也は、スパオオの動き方に疑問を抱いていました。
「おかしい!昨日も今日も、半端な攻め方しかして来なかった。これは、絶対に次があるっていうことじゃないのか!?」
もう一組
南紀白浜ミツバチ連合
「みんな、スパオオに勝ったと、お祭り騒ぎだが、この動き方は陽動作戦に違いない!とことん突っ走って来るスパオオが、引き返している!次はどこだ!本気で来るのはいつだ!」
ミツバチ連合では、結論として関門橋を抑えるという行動を起こす。
山陰
今までのスパオオとのやり取りの中で、日の目を浴びなかった部分だ。
ある意味合いでは盲点といったところかもしれない。
しかし、明日の朝方までに、どれだけの数を集められるのか………
山口の達也が、南紀からの伝令を受けとったのは、その日の夜のことであった。