土佐清水
宮崎からの伝令で、スパオオの存在と、その実害を知ることになった、ミツバチ達。
まさか海の向こうで、そんな戦争が起きているとは、そしてその元凶が自分達の方向に向かっているとは、思ってもいなかった。
「いかん、いかんぞ。
よそ者に大きな顔をされては、この国のミツバチの名折れだっ!
俺達の手で、食い止めてくれる!」
そう、のたまっているのは、武闘派の銀次。
外敵から、率先して巣を守っている、若き用心棒である。
「銀ちゃん!カッコイイィ~!!」
はやし立てるのは、一週間遅れで生まれたヤスであった。