「………。」

「ん?奈留、どうしたの?」

「……ううん、何でもないよ。」

でも私は気のせいだろうと思い、また教室にもどった。

南波先輩がずっと見つめていた事なんて気付かずに………






――――――………・・

キーンコーンカーンコーン...

やっと今日の授業が終わった

皆、帰りの支度をしている

「奈留~! 今日、バイトで一緒に帰れなくなった!! ゴメンね? また明日一緒に帰ろ!!じゃあまたねッ!!!」

袴乃葉はそう伝えると凄い勢いで走っていった。



「……屋上にでも行こうかな…」

私は屋上に向かった。
屋上にはまだ一回も行ったことがない

でも道は自然と分かる。
まぁそれはただ単に階段を上がっていくだけなんだけどね


そうこうしている間に屋上へ着いた