昨夜は淳一郎に迷惑をかけまいと


同じ勤務先の友人の家に泊めてもらうことにした。


残念なことに、その友人では喧嘩の気分転換にもならなかった。


逆に恋愛の相談に乗ってくれという。




……正直面倒だったが、そらの性格上断ることなんてできやしないし、泊めてもらう身分だ。


しぶしぶ“親身に”話を聞いた。






翌朝 気分も体調もいまいち優れなかったが

いつもどおりに出勤した。



ナースステーションで、申し送りを済ませたあと

今井先生

つまり、じき夫と回診にまわった。