――――――…。
―――――――…。


思う存分泣いて泣いて…落ち着いた頃、蓮司さんが


「はい、水分補給」


悪戯っぽく笑いながら私の前にお水が入ったグラスを置いてくれた。


それを取って一口飲んだのを確認すると


「話してくれるね?サツキちゃん」


いつもより低い声で蓮司さんが促した。


私はまだ迷いがあるものの…2人を信じて話すことにした。


「――――私…」


雅樹のこと、借金のこと、その形にここに売られたこと、親のこと……今まで抱えてた全てを話した。


途中でまた泣いたり、止まったりしたけど全部話した。