「お前…この仕事好きなのか?誇りに思ってんのか?」


射抜くような鋭い目でジッ…と私を見つめてそう聞いてきた。


「………。」


「お前がこの仕事に自信があって、胸張って好きだって言えんなら誰に見られようと関係ねぇだろ?」


「………。」


「そうじゃねぇのは、自分がしてることを“恥”だって思ってるからだろ?」


「………!」


「…答えられねぇのがいい証拠だ」


ズバリその通り過ぎて反論のしようがなかった。

それに……口を開けば泣きそうだったから下唇を噛んで耐えるしかなかった。