「いや、その必要はない。
俺はその子が良くて指名してるんだ。
あぁ、それから今後この子が店に出る時は必ず連絡をくれ。俺がずっとこの子を指名するから、君は部屋を取ってくれたらそれでいい」
耳を疑う社長の発言に、店長も私も開いた口が塞がらなかった。
「……いや、榊様…それはさすがにちょっと…店側といたしましても…」
社長の顔色を伺いつつ、言葉を選びながら断りを入れる店長だったけど私はもう我慢できなくて…
「ちょっと!どうゆうつもりですかっ!
嫌がらせにも程がありますよ!言いたいことがあるならハッキリ言いなさいよ!」
真っ向勝負に出た!