個室接客術を考えてるのに…
「ランッ!
用意してとっとと行け!上客を待たせんな!」
店長が急かしてくるもんだからろくな対処法も見つからずにVIPルームに送り出された。
まぁ笑わない私を指名するぐらいだ、無愛想なことぐらい知ってのことだろう。
そう無理矢理こじつけると、深呼吸をひとつしてVIPが待つ部屋をノックした。
防音の厚い扉を開けて、ブラックライトで妖しく照らされた部屋に入ると
「ご指名ありがとございます。お待たせしました、ランです」
そう言って頭を下げた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…