だからそれからも何も進展しないままいたって普通の日々を送っていたら、季節はいつしか夏を迎えてた…。
うちのサークルは毎年、夏は海にキャンプに行くことが決まってるらしく、当然今年もそうだった。
今日のために用意したのか、かわいいのから派手なのまで色とりどりの水着を着た女の子達に囲まれてる雅樹を、砂場に立てたパラソルの中からリサと見てた。
雅樹を好きだけど、この頃の私はもう半ば諦めてた。
雅樹に群がってる女の子達の中には、すでにふられてる子もいるらしかった。
誰かは知らないけど、みんなかわいくてナイスバディーなのに、それでもダメなんだから私なんか問題外だろう。