それからだ―――――。

泣かなくなって、あきらめる事を覚えて。

現実から逃げれないのを分かっていながら…現実を生きてない。


何度、朝が来ようとも私の中の時間はあの日から止まったままだ。




――――――…。
―――――――…。


でも…今、私の中の時計が…“カチッ”て…動いた。


心が…“トクン”って動いた。


もう…人と深く関わるのも、信じて裏切られるのも期待することも。


……誰かに恋することも…嫌なのに。


そう思うのに…この2人に全てを話せたらどんなに楽だろう―――。


そうも思ってしまう…。