そんな“音”に耳を傾けてると…何でだか笑いが込み上げてきた。
私が絶望の淵に立って泣いてても、例え…死を選ぼうとも朝は来るんだ。
………そりゃそうか。
だって地球は回ってるもんな…。
私が泣いてる間に、この地球上のどこかで幸せを手にした人もいるかもしれないし、そうじゃない人もきっといて…。
泣いてた自分が一気に馬鹿らしくなった瞬間だった。
泣いても事態は変わらないし、何より時間は戻らない。
“だからもう泣くのはやめよう”――――…。
そう決意したのもこの時だ。
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