言われて初めて気がついた。

笑い方なんて気にしたこともなかったし、ましてや無理してるなんて。……嘘くさいなんて。


でも…あれから、去年から楽しい事なんてなかった。

楽しいと思えることも、笑えることもなかったし…そんな余裕もなかった。


「ルージュ」に売られた時、私は色んなことをあきらめた。

就職もそうだし、夢や人付き合いも…それから恋愛も。


もう全てに落胆し、何もかもどうでもよくなった。


私の人生が狂ったあの日、目の前が真っ暗で現実を受け止めれず、ただただ私は膝を抱えて泣いてた。