「アハハ!そうですよね、あんな物陰から声きこえてきたらビックリしますよね~」
「そうだよ~。何だろうって覗いたら、サツキちゃんだし…。
でも、大丈夫なの?休みもらってたみたいだけど…無理さしちゃったんじゃない?」
良かった…。
バレてないみたい。
こんな風に心配してくれる蓮司さんや、こんな私を信じてくれた社長に“あんなこと”してるって…バレたくない。
良かった…。
まだ隣りにいられる…。
「大丈夫ですよ。ヒマな店ですしね、私1人欠けたところで全然問題ないですよ!」
「そうなの??ならいいんだけど…。
あ、そういえば、何のバイト?」