その言葉を聞いたとき
アタシのせいで先生と彼女の別れを決定的なものにしてしまったんだ、

…そう思った。

先生に「別れ」を確信させてしまったんだ。


また先生を傷つけた。


「先生…すいません。
アタシがあんな余計なこと…」


「…いや、そういう意味ではなく…」


先生は何か言いたそうだったけど
アタシは先生の言葉を聞くことなくそのまま自分の部屋に帰った。