2人してインターホンの画面を確かめる。 「女の人…?」 アタシは思わずつぶやく。 知らない女性だ。 先生をふと見るととても困惑した顔をしている。 もしかしたら… あの女の人なんだろうか…。 ずっとこころの奥でひっかかっていた人。 石田さんが言っていた先生の離婚した奥さん…。 「大切」な「彼女」。 「先生…?」 アタシは先生に声をかける。