「伊沢〜!待てよ〜!」 またあいつの声だ。私は振り返って和也を睨んだ。 「何よ?」 私は冷たく言った。 「ほらよっ。」 和也が私に向かって何かをポンッと投げた。 私はそれをキャッチした。 「何これ?氷じゃん。」 和也が投げた物はビニール袋に入った氷だった。