そしてその横浜-DEEP-に、範馬の兄貴が居たんだ。


「あぁ〜範馬って奴二個上に居たな。

そいつの弟か!?」


「可能性は高いよな。

範馬なんて名前、そう多い名前じゃねぇからな。」


兄貴っつうのは吉良と俺の二個上、つまり当時高校二年だ。


中1だった範馬は兄貴にすごく憧れていて、いつも四個上の兄貴の後ろを追いかけていたんだ。


あんなに恐れられてた集団の中に自分の兄貴が居るってゆうのは、中1のガキからしたら格好良かったんだろうな。


「でも、範馬って大したことない奴だったぞ。」


「ま、まぁそれは置いとけよ…汗"

中1の弟にとっては憧れの兄貴だったんだから…汗"」


『そうっすよ。

世の中、人殺…あっ!!汗"

吉良さんみたいに危ない人ばっかじゃないんすから!!』


「テンメェ〜また人殺しって言ったなコノヤロ〜!!」


『イ…イヤ…汗"』


「あっ!!って言ったじゃねぇか!!」


ロンはまた首を締められた。


「ハッハッハ!!」


サキトはそれを見て笑ってる。


俺等も笑ってしまった。


「でもよ、そんな兄貴に憧れてた奴が、何で茶羽に入ったんだよ!?」