いつの間にか空は暗くなっていた。



「そろそろ帰ろっか」

「うん」


私達は 帰ることにした。

2人の帰り道は別々だ。

「ばいばい
気をつけてね」


「ばいば~い」



一人になると やっぱり怖くなる。


少し急いで自転車をこいだ



それにしても 喉が渇いたなぁ


家の近くの自動販売機で買って帰ろ




しばらく行ってから
自動販売機の前に着いた。

どれにしよう…?

炭酸系か ジュースか



ずっと迷っていたら 誰か後ろから来たのを感じた


「あ 先にどうぞ」


そう言って振り返ったら

後ろにいたのは 勇樹君だ。


「ん…あ、お前、由華 だったっけ?」


名前覚えててくれたんだ。