「うちの学校、ほとんどの子が塾に行ってるから、ちゃんと勉強しとかないと、ついていけなくなっちゃうよ」


愛は軽くオレを脅迫し、


「さあ、今日はどれだけやったの?」


進み具合を確認して、


「それにしても下手な字ね。もっとキレイに書けないの?!」


「なんでこんな問題、できないのよ!!」


「やっぱり、正平ってバカなのね」


活き活きと、容赦ないダメ出しをするのだった。