ピンク色の小さなハンカチ


俺はぼんやり手の中にあるハンカチを見つめていると


「美帆ー!どこにいるの?帰るわよ」
遠くから声がして、女の子は俺に微笑み、「じゃあね。バイバイ」と言い、声のする方に走っていってしまった


小さな姿を今でも鮮明に覚えている