‘…お願いします…それだけは…’
‘わかっています…ですから…’


切羽詰まった声、電話で話す父親だった

私はそっと部屋に戻った


何かいやな予感がしたが、次の朝、いつもと変わらない両親を見て昨日の事は記憶から消えていった