光世は口角を上げて美帆を見下ろすと、美帆は目が泳いでいた


「好きって言っただろ。美帆は?」


息を吹きかけながら耳元で囁く光世の声にピクリと体が震える


「えっと…」


「美帆」


「ん…すき」


「本当?」


「ん、好きなのに諦めなきゃならないって思ったら辛かった…でも今は幸せ」