光世と美帆はソファに並んで座り、雅人は朝食を作ると言いキッチンに向かった

「美帆」


光世は美帆の手を握りながら話し始めた

「最初に言っておく。美帆を手放す気はない」


「でも…」


あの時、奈津美から聞いた言葉が頭をよぎる


「俺はお前しか見ていない」