「迎えにきた」


「ふーん、まだ美帆さんとお話中だけど」


光世は香の言葉を聞かずに美帆の前に膝を付く


「美帆、迎えに来たから帰ろう」


先ほどとは全く違う優しく美帆を見つめる光世に母親は目を見開いた