ニコニコしている香さんに何て言ったらいいのか…


「あの…私…」


戸惑う美帆に香は手を握って


「責めているわけではないのよ。美帆ちゃんには出来ればずっと一緒にいて欲しいの。でもね…この家の事聞いた?」


「はい」


「光世もいつも危険と隣り合わせ。必然的に一緒にいる美帆ちゃんも怖い思いするかも知れないわ。それでも大丈夫?」

「えっと…」


返事をしようとしたら、部屋の外が突然騒がしくなった