ん?誰だろ


視線の先に数人の声が聞こえた。しかも何かを探している感じ


「もしかして、君は迷子かな?」


膝の上でくつろぐ猫を見ると、ニャ~と鳴きながら眠そうな顔


……森を出なければ大丈夫だよね?


美帆は猫を抱きながら立ち上がり、森の奥に歩いていった