「美帆、どうした?」


見上げて見つめる光世さんの瞳は揺れていた


「私は光世さんの側に居たいと思っているよ」


そう言いながら微笑む


光世さんの黒い瞳が見開き、そして


「キャッ」


グイッと引き寄せられ膝の上に座ってしまった