抱き締められてどの位経ったのだろうか

明るかった窓の外が少しずつ赤く染まっていく


光世さんの腕の力が緩んだ


「夕飯食べに行かないか」


そう言われて「おなかすいた」とつい言ってしまったが光世さんは微笑み、私と手を繋ぎながらリビングに向かった