凄い力だ。


腕が痛い。


多分、手の跡がつくだろう。


それでも、構わないと思った。


和宇慶の手だから。



どうやっても忘れられない自分。


本当に馬鹿な自分。



「・・・お前さ、誰好きなの?」


「和宇慶に言う筋合いないしっ」



とゆうよりも、言えない。


本人には言えない。



「・・・わかった。

だったら、俺の好きな人も教えてやるっ!」


「は?!急に何言って??」


「それでいいだろっ!

だからお前も教えろよ?いいな?」



全く持ってよくない。


何も宜しくないのだ。