『今日初めて、織田くんと学校で話したばっかりなのに同じバイトなんて、びっくりだよ。』
「ノリも西高だもんな~。でも、ためなのに初めてだったの?」
そう聞かれたので
織田くんのことと
今日の出来事を教えた。
相づちをうって時折
リアクションを大袈裟にしたり。
あきちゃんと喋るのは
とても楽しくて柔らかい気持ちになる。
「ノリは要領いいからな~。まあ、最初は堅くて取っ付きにくいけどあいつ根は優しいいい奴だから、仲良くしてやって。」
『取っ付きにくいかな?』
と呟くと、あきちゃんは
首を傾げて、ん?
という表情になった。