龍は



優しかったから




本当は



あたしに不満があったのに


ずっと

言えなかったのかな?



本当は


あたしはタイプじゃなかったんだね




この一年半




あたしはずっと



楽しかったけど



龍はそうじゃなかったのかな





あたし達の全てを否定されてしまったようで




悲しくて





あたし以外のひとを想う



龍が




切なくて




やりきれない想いに





胸の中を


真っ黒に塗りたくられたような



不思議な感覚だった