「もうっ、明日の予備校、また遅刻しちゃうよ」



さゆ・・


工藤さゆみは



あたしのグラスを取り上げると



「すみません烏龍茶にして下さい」





店員さんに告げる




「やぁだぁ!お湯割りぃぃ」


叫ぶあたしに



困惑する店員さん



「ほんと、ごめんなさい」


あたしを押さえ


謝るさゆ・・



「うえぇぇぇん」




涙が止まらない