「雅待たせてごめんな」



「全然いい。絆創膏貰ったのか?」




「ああ。結構やられてもーた」




「なんか白馬、輝いてるよ。男だな」




「雅に言われると照れるな」




「あと最後の普通に聞こえてただろ」




「ま、まあ…」




「やっぱり男じゃないな(笑)かっこわる」




「いいじゃんかよ!すっげー可愛かった し。雅ならなんて言ったんだよ」




「礼ならいらん、困っていたから助けただけだ」



「男~!!!男塾でもひらいたら?俺入るよ!メモりまくるよ!」



「ダメだ。経験しなきゃ意味がない。そうやって人は成長するんだ」



「オ、オス!」



「さあ、あの夕日に向かって走るぞ」



「オース!おりゃりゃりゃ」



なぜか夕日は眩しく感じなくて、むしょうに清々しかった。