「陽介…
どうして?
それに…
ココって…陽介が住んでるの?」

私の目の前に立つ陽介に
疑問に思ったコトを聞いたみた


「うん、ココは、ジイさんが用意してくれた部屋なんだ
あ、俺、一人で住んでんじゃないぜ…

ルームシェアして、住んでる」


え…?

もしかして…、あのキレイな女のヒト…?


「ルームシェアって、
お、オンナの人だったり…する…?」

おそるおそる聞いてみる…


「ばーか、
オンナなワケないだろ?
同じ大学のヤツだよ…

今度、麻紀に会わせるよ、おもしれぇヤツだから…

それより、麻紀
お前、大丈夫なのか?
俺、麻紀がいたとこの
隣の店から出てきた時、
お前を見つけたら、
突然、倒れるから、ビックリしたぜ…

ホントに、もうイイのか?」

陽介が、
私の髪に触れ、そっとヒト束手に取り、
スルリと、手の間から落ちる


「大丈夫だよ、
ありがと…」

陽介の顔を見つめた


「麻紀…「陽介…」」


「あ、何? 陽介から、言って…」